海外で日本語を教えています

日本語教師です。ネイティブスピーカーとしてだけでなく、色んな角度から日本語を見ていきたいと思っています。

フランスでの歴史の授業に驚く。

夫や日本語の生徒さんたちに聞いて驚いたのだが、フランスでは学校でヨーロッパ以外の歴史は勉強しないらしい(それと、せいぜいアメリカ史どまり)。

日本では義務教育課程の中学でさらっと世界史やるし、高校ではもっと突っ込んで勉強したので、この話を聞いて驚いた。

だから、日本の歴史というと20世紀の2度の戦争(とりわけ第二次)くらいでしか扱わないらしい。連合国のフランスからしてみたら、日独伊は完全にヒールやん!

天皇家の歴史が超絶長いことや、千年前に女性が名作を書いていたこと、日本でクリスチャンが弾圧されていたこと、天下を分けた関ヶ原の戦い、江戸時代の識字率の高さなんかを普通は知らないのだ(インテリ階級は知ってる人もいるけど)。

こちとら、ジャンヌダルクとかカトリーヌ・ド・メディシスとかルイ・フィリップとかナポレオンとか、フランスの歴史上の人物について習ったのに。

日本どころかアジア・中東・アフリカ・南アメリカの歴史も学ばないらしい。まあ、ヨーロッパ人はその辺で結構えぐいことしてるから、後ろめたい気持ちもあるのかもしれないけど・・・。友情!努力!勝利!みたいな、少年ジャンプのマンガのような輝かしい歴史しか学ばないのかもしれない。

私が夫に「歴史はいつも、勝った側のことしか語られないよね」とこぼしたら、はっとしていた。彼は今まで、そんな視点で歴史について考えたことがなかったらしい。

これからの時代、学校でヨーロッパ史しか教えないのは何か違うよなあと思う。特にフランスには色々なバックグラウンドを持っている移民が多いので、その人たちを理解するためにも世界の歴史を学んだ方がいいんじゃないかな、と思う。

まあ、単に私が歴史好きだから、いろんな国や地域の歴史に触れる面白さを味わってほしいというのもあるけど。