海外で日本語を教えています

日本語教師です。ネイティブスピーカーとしてだけでなく、色んな角度から日本語を見ていきたいと思っています。

春を待つ桜のように学ぼう。

先日、生徒さんの親御さんと話す機会があった。彼女たちは、家族で夏休みに日本へ行ったとのこと。でも、思ったほど娘さんが日本語できなくてガッカリしたと言われてしまった(;'∀')

週に1回のレッスンを一年間続けただけじゃ、流暢には話せないのが普通なんだよ~

フランス語に似ているイタリア語やスペイン語ならわかるけど、日本語は全然違う言語なんだよ~

挨拶とか「コーヒー二つお願いします」とか、せいぜい簡単なやりとりができるようになるくらいだよ~

と、つい心の中でぼやいてしまう。

(とはいえ、同じ境遇の生徒でも、もっとできるようになる人もいなくはないけど…)

その生徒さんはあまり語学が得意なタイプではないようで、一年目にしてようやく平仮名と片仮名の読み書きができるようになった(ちなみに、中には何年続けていても平仮名・片仮名のできない人もいる)。でも、彼女はとにかく語学は好きみたいだから、今後伸びていくと思う。「好き」っていう気持ちはとても大切だ。

語学に限らず何でもそうだけど、やればやるだけ、右肩上がりで身に付くわけではない。伸びたり落ちたりしながら、紆余曲折を経て身に付くものらしい。だから、たまたま落ちている時期に「やってもやっても伸びない!」と絶望してやめてしまう人もいるようだ。

それで、何が言いたいかというと「焦らずゆっくり見守ってください」ということだ。春に咲かせる花を準備している冬の桜のように、じっと辛抱強く続けていればいつか花を咲かせて実を結ぶから。

すぐに効果を上げることができなくて申し訳ないけれど、そういうものだというのを理解してほしいな~と思ったのでした。