海外で日本語を教えています

日本語教師です。ネイティブスピーカーとしてだけでなく、色んな角度から日本語を見ていきたいと思っています。

幸せになれない日本人?

今年の国際連合の世界幸福度調査報告によると、日本は53位だという。

経済的にも豊かで食べ物もおいしく、自然も綺麗だし文化的にも発展しているし、戦争や紛争もないし、充分幸せになれる条件があるように思うけど、そんなに幸福度は高くない。ブラック企業やワーキングプア、少子高齢化など、社会的な問題もたくさん抱えているからだろうか。

でもそういった社会問題のせいだけじゃなくて、日本人自身の特質も関係があるんじゃないかな、と最近思っている。大和民族はとにかく他と比べて、心配性で考え過ぎてしまう傾向があるんじゃなかろうか。私自身が典型的な気苦労の多い日本人だからっていうのもあるけど。

私の配偶者及び義理の家族は外国人なんだけど、うちの家族よりずっとオプティミストだ。特に私のパートナーは日本人離れした楽天家だ。過ぎてしまったことに全然くよくよしないし、嫌なことがあっても次の瞬間には笑っている。その驚異的な楽天家ぶりに、私は惚れてしまったのである。彼は、私にはないものを持っているから。こんなカラッとした性格の人間がいただなんて!ちょっとしたことでうじうじ悩み、いつまでも考えてしまう自分と比べると、月とスッポンだ。

たぶん人が幸せになれないのは、環境のせいも勿論あるだろうけど、考えすぎてしまうからというのもあると思う。心配性で細やかな部分は日本人の長所でもあるけど、幸せになるにはそれが障害になってしまうのかもしれない。

また、向上心があるのはいいことだけど、今の自分を肯定できないのは考えものだ。できなくてもうまくいかなくても、まあ頑張ったんだからいいじゃない。「向上心のない奴は馬鹿だ」と自分を追い詰めすぎてしまうくらいなら、バカでもいいと思う。

この世に生まれたことだけでも十分凄い。美味しいもの食べて心を許せる人と笑いあえるだけで、十分幸せじゃなかろうか。私も彼のように、楽天的に楽しく生きていきたい。