海外で日本語を教えています

日本語教師です。ネイティブスピーカーとしてだけでなく、色んな角度から日本語を見ていきたいと思っています。

直接法と間接法、どっちがいいの?私なりに思ったこと

なんとなく(面倒くさくて)このブログを更新していなかったのですが、書きたいことがあったので約一年ぶりくらいにアップしたいと思います。

 

 

先日、日本語既習者の人と話す機会があった。

その人は某日本文化センター的なところで日本語を習っていたそう。

そこでは直接法で授業が行われていたから媒介語による説明が一切なかったそうで、結構困っていたみたい。

確かに、もし私が外国語を勉強するとき、日本語などの媒介語なしに全て理解するのは結構大変だと思う。

私も当初は「直接法の方がいいに決まっている!」と思っていてなるべく日本語だけで導入や説明をするようにしていたんだけど、いまいち理解してくれないことが多かった。

だから、今ではガンガン媒介語を使って説明している。「これでいいのかな?」と不安になったこともあったけれど、私はこれでいいと思っている。

確かに、翻訳の意味がバッチリ合わないことも多々ある。例えば日本語の「ある・あります」は英語の「There is, are」、仏語の「Il y a」と同じ意味で使われるけど、所有の「have」「avoir」という意味としても使える(うちに車があります)。

でも、細かい部分は追々教えて最終的に正しい日本語が使えるようにすればいいわけで、とにかく最初は「だいたいこういう意味ですよ」と理解させることが大切なんじゃないかと思う。その方が学習者も頭の中で整理しやすいと思う。

直接法だけの教え方だと、「おそらくこういう意味・法則なんだろうな」と学習者に考えさせることができるけど、その予測が正しいとは限らない。私のお話した人も、「です」や助詞の「は」の意味をいまいち理解していなくて、ちょっと変な使い方をしていた。

まあ、中級以上なら日本語だけで問題ないと思うけど、初級程度ならやっぱり媒介語はある程度必要だと思う。

 (どう思いますか?)