海外で日本語を教えています

日本語教師です。ネイティブスピーカーとしてだけでなく、色んな角度から日本語を見ていきたいと思っています。

「わからないところがわからない」場合は大変だっ!

最近、なかなか手ごわい日本語学習者にあたった。

何度問題をやらせても必ずつまずく、何度説明してもあまり理解してくれない。どこがわからないのか聞いてもそれがわからない。

そういった学習者は初めてだったので、かなり戸惑ってしまった(だいたいの人は、最初はわからなくても二回ほど詳しく説明すれば飲み込んでくれた)。

でも私は「それは学習者の理解力がないからだ」とばっさり切り捨てるのは好きじゃないから、自分の問題でもあると思って色々考えてみている。

そういえば、学生時代に家庭教師をしていた中学生の生徒さんも、このタイプだったなあ。しかもわかっていないのに「わかりました」とその場をごまかすこともあったので、後でツケが回ってくることも。

とはいえ、中学生の勉強と外国人の日本語の勉強は質が異なる。前者はある程度やらないと進路に影響するから無理にでも勉強させるけど、後者は趣味でやっている面が強いから、無理強いではなく楽しく学べるように配慮しないといけない。だから「何でわかんないかなあ」なんて表情に出すべきではない。

フランスの外国語学校には、ある程度勉強が得意で好きな人が集まってくるものだと思っていたので、「勉強は苦手だけど日本語は学びたい」といったタイプの人が来るとは夢にも思っていなかった。(いや、苦手だからこそ学校に通うのか…。得意なら独学でも学べるだろうし)

まずは「どこがわからないのかがわかる(自分を客観的に見る能力、「メタ認知能力」というらしい)」ようにすることが課題となるだろう。…といっても、それが難しいのだ。だって、自分のわからないところがちゃんとわかれば、もうほとんど理解したことになるのだから。さて、どうやってわからせようか。とりあえず、イラストやヒントをちりばめて、見た目的にも楽しいプリントを作ろうかな。